アグリビジネスの巨人
“モンサント”の世界戦略(前編)の紹介 3/4
前回 [1] のつづきです。
* 動画はこちら ↓
http://video.google.com/videoplay?docid=2219229390528597169&hl=en [2]
■牛成長ホルモン(rBGH)問題
マイケル・ハンセン博士 /アメリカ消費者同盟
モンサントは、政治的に巧みな駆け引きをやってのけました。牛成長ホルモンや遺伝子組み換え作物の認可取得において重要な役割を演じたのです。
リチャード・バロウズ /FDA 獣医師(1979~1989年)
申請書に添付されていたモンサント社の最初のデータには、欠陥がありました。乳腺の炎症や生殖機能の問題をひき起こす乳腺炎のような疾患に関する重要な調査を行って、いなかったのです。
そこで、私はもう一度やり直して情報の収集をするように指示しました。それで、認可に2~3年の遅れが出たでしょうねえ。
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【問い】そのことについて、FDAの反応は?
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【獣医師】FDAは、私を審査メンバーからはずしにかかりました。私がデータを見る機会はどんどん少なくなり、乳腺炎に関するものなど、私が要請したダータさえ、殆ど見ることができなくなりました。
認可の邪魔をするなら排除するというのが、上層部の姿勢でした。ある日、ドア指して出ていくように言われました。私は首ですよ。
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【問い】脅迫されたのですか?
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【獣医師】はい、モンサントの弁護士にねえ。私が不服申し立ての準備を進めていた時、もしバロウズが裁判で自己弁護のために企業秘密をバラしたら告訴する、とわたしの弁護士に言ったのです。
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サミエル・エプスタイン博士 /がん予防連合 理事長
1990年の10月だったと思いますが、書類のつまった大きな箱がワシントンから私のオフィスに送られてきたのです。差出人の名前は、ありませんでした。
箱の中身は、モンサント社がFDAに提出した動物実験に関する過去6年分のデータでした。楽しい読み物でしたよ。
ピート・ハーディン /「ミルクウィード」編集主幹
私たちの載せた記事にモンサント社とFDAは激怒しました。通常の乳牛と比べてホルモン注射を受けた乳牛には劇的な生理学的な変化が現れたことを私たちが暴露したからです。
例えば、牛成長ホルモンを投与された乳牛の卵巣を見ると、右の卵巣がそれぞれ、34%、42%、44%肥大しています。他にも生殖機能に深刻な問題が起きたことを示すデータがありました。サミエル・エプスタイン博士 /がん予防連合 理事長
「ポジュラック(牛成長ホルモンの商品名)を投与しても牛乳に含まれる成分の質は変わらない」というのは、事実ではありません。ポジュラックを投与された牛の乳は、いろいろな意味で全く違う製品なのです。
乳腺炎の発症率が高いため、乳には膿が混じることがあります。さらに、乳腺炎を治療するために投与した様々な抗生物質が牛乳に混入しています。そして、これは極めて重要なことですが、IGF-1(インシュリン成長因子1)が大幅に増加しています。
IGF-1は、乳がん、大腸がん、前立腺がんの発症と関連があるという研究報告も発表されています。—————————————-
つづく /びん
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“モンサント”の世界戦略(前編)の紹介 1/4 [3]
“モンサント”の世界戦略(前編)の紹介 2/4 [1]




