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エタノール副産物飼料で牛の大腸菌・O157 が倍増!

こんにちは。最近は、るいネット [1]でも「肉食」の問題を追求している小松です。 🙄
以前「牛が環境への最大の脅威!?」 [2]という記事でも書いたように、世界中で飼育されている牛の数は、なんと15億頭といわれています。今や牧畜が環境に与える影響はかなり深刻で、言い換えれば、肉食が環境を蝕んでいると言っても過言ではありません。
読んだ方もいらっしゃるかもしれませんが、そのものズバリ!「肉食が地球を滅ぼす」という本では、かなり的確に問題が提起されていると思いました。
http://www.h2.dion.ne.jp/~apo.2012/daiyogen48.html [3]
さて、バイオエタノール政策によって穀物の価格が高騰し、牧畜の飼料にも影響が出ているようですが、一方で、エタノール生産の副産物であるDDGS(穀物蒸留粕)の利用が検討され、実際に使われているようです。が、これはこれで問題がありそうなのです。
以下、「農業情報研究所」 [4]より引用します。

エタノール副産物飼料で牛の大腸菌・O157 が倍増 カンザス州立大の研究
バイオエタノール生産の拡大も一因となって、品不足と価格上昇が進むトウモロコシに代替する飼料成分として、エタノール生産の副産物であるDDGS(穀物蒸留粕)の利用が模索され、実際にも広がっている。エタノール産業は、畜産・食肉産業の批判をかわす手段の一つとしてこれを利用しており、これが飼料コストの上昇に喘ぐ畜産業の救世主となるかもしれないと期待する向きもある。
ところが、なんと、DDGSで飼育した牛では、後腸中に存在する大腸菌・O157が大きく増加することをカンザス州立大学の研究者が確認したという。研究者は、「これは非常に興味ある観察で、食品安全性に関係した深い意味がある」と言っている。DDGSは、救世主どころか、消費者の安全性不信を煽り立て、命取りになるかもしれない。参照 [5]

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トウモロコシ飼育の牛が草で飼育された牛よりも多くのO157 を持つことは既に知られている。トウモロコシの栄養価が濃縮されたDDGSでは当然のことかもしれない。研究者の3ラウンドにわたる試験で、このエタノール副産物を食べた牛では、エタノール副産物を含まない餌を食べた牛に比べ、O157発生率がほぼ2倍になることが示されたという。
食品安全と動物の健康はカンザス州の優先研究分野で、1999年以来、この分野の研究に7000万ドル以上を注ぎ込んできた。研究者は今後数年、DDGSで飼育された牛で何故O157が多いのかの研究に焦点を当てる。牛の後腸に何らかの変化が起きる可能性がある、あるいはDDGSがバクテリアに栄養素を提供するのかもしれないという。
今年の米国食肉業界は、O157汚染による相次ぐ大規模リコールに大揺れだった。参照 [6]
あるいは、DDGS利用の増大と関連があるのでは。その追究は、さらに興味ある結果をもたらすかもしれない。

牛のO-157と飼料の関係については、以下のブログに記述がありました。
「ハーブ&ハードコア通信」 [7]より引用します。

つくば市の動物衛生研究所は 「食肉用として牛を出荷する場合、出荷の5日前から干し草だけの餌を与えると、ふんのなかに排出される0-157の量をへらすことができる」と発表しました。0-157の増殖に必要なたんぱく質などの養分が不足するため、菌が牛の腸管内で増殖できないのが その原理なのだとか。
(中略)
もともと草を食べているはずの牛の餌を、わざわざ 『草に変える』 という表現は、いったい何を意味することなのでしょう。

牛は、いったいなにをたべているというのか?
そう、じつは今回の0-157問題には、現代人の食生活が大きく関係していたのです。日本人の嗜好が0-157を増やしていた・・。
牧場の牛をみたとします。そこら辺の草を食べているだけのように見える牛ですが、じつは現代人の肉の嗜好に合わせるために牛舎内でさまざまな工夫をこらした飼料を与えられているのです。それは濃厚飼料とよばれるもの。日本人の大好きな霜降り/サシのはいった脂肪分の多いお肉を作るためには、どうしても栄養たっぷりな濃厚飼料が必要になるんです。
濃厚飼料は、繊維質中心の草に比べ、デンプンやタンパク質の含有量が高い飼料です。濃厚飼料に属するものとしては、トウモロコシ、大豆、綿実、麦といったものがあります。そうですね、人の場合で例えるとするなら、草をごはんとすれば、濃厚飼料は脂肪分たっぷりのおかずにあたります。
結果、「0-157の増殖に必要なたんぱく質などの養分がふんだんになり、菌が牛の腸管内で増殖する」ために牛のふん内の0-157排出量が増える・・・。なんのことはない。自分たちの肉の嗜好が、0-157をふやしていたことになるんですね。

そればかりか、自分たちの肉の嗜好が、環境を破壊し、地球を滅ぼしていくのです。
その事実に目を向けて、肉食という、私たちの嗜好そのものを、見直していかなければならないのではないでしょうか?

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