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【これからの林業を考える】シリーズ プロローグ~林業の未来を考えていこう!~

今回のシリーズは、農から少し視点を変えて、『林業』について追求していきたいと思います!

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私たちの生活の中でも、身近にある木材。お箸やノート、お皿やベットやタンスなどの家具、大きいものでは、住宅や内装などにもたくさんの木材が使われています。そして、たくさんの木材が使われた室内にあると、「あー、なんかいい香り♪心が落ち着く~」て気分になりますよね!

そういった木材製造の背後には、こういった木材を育ててくれる人たち、伐採して製材してくれている人たち、そして、加工して身近な製品にしてくれている人たちなど、多くの方たちの手で作られています。

しかし、そういった林業という産業がどういう状況にあるのだろうか?ということは、普段ほとんど考えることがありません。そこで今回の投稿では、『林業』という産業に焦点を当てて、歴史から現状、そして未来の可能性について考えていくシリーズにしたいと思います!■林業は、数十年をかけた仕事!

木が、木材として使えるようになるまでには、途方もない期間がかかります。一般的なものでも50年、長いものでは100年以上も育てて世に送り出す、人生をかけた大仕事です。このような「山師」の方は、どのような仕事をしているのか?を見ていきたいと思います。

そして、木を切った後も、製品になるまでには多くの工程があり、木を世に送り出すまでの林業の壮大な産業構造について見ていきたいと思います。

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■木材が持つ、多面的な効用!

木に包まれた空間にいると、なんとなく気持ちが落ち着き、心地よい気持ちになりますよね。そういった、木材が、人の心身にどのような効用があるのか?について、最新の研究結果も分析していきましょう!

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■林業の歴史は、はげ山と植林の連続だった!?

日本は、ずっと緑豊かな国としてあり続けてきた・・・と思っている方も多いと思いますが、実はそうではありませんでした。都や、大規模な寺社仏閣をつくるたびに、山々ははげ山となり…木材不足や土砂崩れの災害に見舞われた連続でした。それが、奈良・室町・明治とずっと続いており、すなわち、日本の林業ははげ山と植林を繰り返してきました。

そして、日本の林業を再生する上では、国(現・農林水産省)と企業(住友林業など)の力は欠かせませんでした。国家政策・国家事業を振り返り、林業の歴史から学んでいきたいと思います。

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■今や輸出産業になりつつある!?、最新の産業動向

日本の木材は「高い」という印象があり、海外産の輸出が主と考えられてきました。しかし、ここ10年くらいは、日本の木材が安価となり、輸出産業に成長しようとしています。さらに、最先端の情報システムを駆使して、市場で求められる商材(木材)から、どの山から・どのくらいの木材を伐採すればよいかといった超・効率的な新事業も誕生しています。

このような取り組みにより、これまで衰退してきた林業は復活の兆しを見せているのか?、担い手はどのようになってきているのか?、最新の動向について見ていきたいと思います。

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■林業は産業として成立するのか?

社会の変化や、経済状況が大きく変化する時代の中にあって、何十年もかけて育てていく必要がある林業は、そのスピード感と大きなギャップがあります。現代の始終経済の中で、林業という産業は、本当に成立するのだろうか?という素朴な疑問が浮かびます。

林業を取り巻く市場の構造を押さえて分析していきたいと思います。そして、今後、林業はどのようにして維持・成長していくことができるのかについて、未来につながるアイデアを出していきたいと思います。

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