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『微生物・乳酸菌関連の事業化に向けて』-39 ~微生物の起源-21  生命発祥  「海底説」と「浅瀬説」~

海と太陽 [1]

前回紹介した記事(リンク [2])では、生命進化を追求する上での大発見=液滴の構造の新発見。を紹介した。

これまでは膜の存在が生命誕生の必要条件だったが、膜がなくても、細胞分裂が可能になる液滴の存在に着目して、生命発祥を解こうとするもの。
しかし、元記事から読み取る限りは、前提として「有機物スープ」から生命が埋まれた、という仮設を前提にしているように、私には読み取れた。

そこで、少し踏みとどまり、再度、生命誕生の起源を巡る、両極にある仮説を紹介したい。

■海底発祥説
深海の熱水噴出口で、「αプロテオバクテリア」の仲間と思われる生物が発見され、「Citromicrobium bathyomarinum」との学名が付けられた。
αプロテオバクテリアは、ミトコンドリアの起源となった細菌の仲間で、光合成細菌の多くもこれに含まれる。 そして、Citromicrobiumも、バクテリオクロロフィルaを持つ。

それに対して、酸素発生型の光合成(植物・シアノバクテリア)は可視光線を利用している。
熱水噴出口近くの温度は400℃にも達する(地下はもっと熱い)。周囲には、弱いながらも赤外線が放射されている。水には赤外線を吸収する性質がある。

このため、その部分の波長が削られ、周囲には800~950 nmと1,000~1,050 nmの2カ所でピークを持つ赤外線が放射されている。
これは、まさにバクテリオクロロフィルaとバクテリオクロロフィルb色素の吸収波長領域と一致する。

今までの論理は、光の届く浅海で硫黄排出型光合成菌(初期光合成菌)も登場したとされるが、宇宙線による細胞の破壊や、 餌の硫化水素は水中では密度は薄いことなど、矛盾点が多い。 それに対して、海底発生説は、宇宙線から免れ、粘土鉱物に中には硫化水素も濃縮されているため整合する。(リンク [3]

■浅瀬発祥説
地球上で最初の生命体は太陽が燦々と降り注ぐ海の浅瀬で発生した。

繰り返すが水は元々負の透磁率である。
太陽からは、太陽光の他に、負の質量のS極単極磁力子の集まりである黒点から放射されて遣って来た負の質量のS極単極磁力子が浅瀬の海水を負の誘電率へと 転じさせる準備をし、波の上下方向の振動の半分のフェーズで圧電体が伸長して帯電し、その帯電の作る電場が、 日光で温められた水面と水底の間のゼーペック効果による電場と順方向に並んだ時、負の誘電率が出現し、 先述の海水に入り込んだ負の質量のS極単極磁力子の効果とも相俟って、波の上下運動の半分以上のフェーズで負の誘電率が実現する。(リンク [4]

   =コメント=
この2説の評価をいずれ試みたいが、本日は、私の直感を少し書いてみたい。

観念停止し、その異なる環境に同化してみると、両方ありえるように思えてきた。双方、波動が関連しているから。。。

それから、双方ともに太陽光、宇宙線に着目している点も興味深い。(太陽光も波動)

前者、海底説では宇宙線の弊害を論拠の一つにしているが、
後者、浅瀬説では、太陽光の効果に着目している。

また、海底説が否定する、誕生した硫黄排出型光合成菌が、宇宙線の弊害のない浅瀬の環境でありえなかったか。
逆に、太陽光が届く熱水噴出口、および負の誘電率が発生する環境はなかったか。

今日のコメントは以上。
なんともおぼつかないコメントですが、ご容赦を。 ・・・論破してくださる方の登場を期待して。。。

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