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農を身近に★あぐり通信vol.18:性格・活力・健康・不妊。これら現代病の原因は、ほとんどが「現代食」にある!

みなさん、こんにちは

春の陽気で温かくなってきたこの頃、食欲も勝ってきていると思います。

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画像はこちら [2]からお借りしました。

今回のあぐり通信は、「食事と体調不良・病気」についての記事を集めました。
「健康食品」「医薬品」が叫ばれる現在ですが、「疲れた」「体調が悪い」「病気になった」という人々がどんどん増えています。
この多くの問題が「現代食」と密接に関わっており、「化学物質」「食べ過ぎ」が体調不良と病気の原因と言っても過言ではないでしょう。

さらには、この問題は、私たち自分の身体にとどまらず、子どもや生殖にまで影響しており、食事を軽く考えるのではなく、本気で見直していく必要があるのだと思います。

食事について考えるためにも、今回は現代食にどのような問題があるのか、いくつかの記事について見ていきます。

◆性格への影響:食事によって性格が変わる
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ロジャー・ウィリアム博士が食事によって気性がどう変わるのかの実験をイギリスでしました。
実験の対象になったのは11~15歳までの少女達で、お互いが攻撃的で口論ばっかりし、何事も反抗的で、また、何事に対しても興味を抱かず無関心、顔にはニキビがいっぱいと言うような少女達でした。その食事は、白パン、マーガリン、添加物が多いジャム、多量の砂糖入りの紅茶、缶詰の加工食品と言うような物でした。
アラキドン酸が多くEPAはほとんどない食事をしていたのです。

この少女達の食事を変えて、多種類の新鮮な野菜と多種類の果物をたっぷり、乳製品と肉、焼きたてのパンに変えました。これだけ変えただけで、少女達のニキビはなくなり、頬はバラ色に、行動も積極的になり、口論も余りしなくなったそうです。
「食事教育ー食事によって性格が変わるー切れる子供の食事」 [4]画像はこちら [5]

●ポイント
現代食(化学物質)が、人間の脳内伝達物質に影響していること、あるいは成長ホルモンのバランスを阻害していると考えられます。子育てには大きな影響があるといえるでしょう。

 

◆健康への影響:子供の脳を破壊してしまう危険な食べ物
塩に関しては絶対に「天日塩」を使うようにすることだ。「化学塩」は塩化ナトリウムが99%以上なので、これは食用の塩としては使えないのだ。化学塩になってしまうと、塩辛くなってしまい、その塩辛さが塩分の味などと勘違いしてしまい、非常に塩辛い食事を好むようになってしまうのだ。気をつけるべきは、和食は塩をかなり使うので、塩味の濃い食事をする人は、延々とその塩辛い食事をし続けてしまい、それで腎臓を傷めてしまい、様々な病気を発症するようになるのだ。

しかもこの化学塩にはなんと「アルミニウム」が含まれているのだ。塩というのは常温で放置しておくと、固まる性質を持っている。その塊をなくそうとするためには、アルミニウムを添加し、塩をサラサラにするのである。アルミニウムは痴呆症の原因物質と見られており、主婦が家庭で化学塩を使用していれば、家族内から痴呆症患者が出て来るようになってしまうのだ。
舅や姑と同居しているなら、この化学塩を常用していれば、確実に脳が破壊され、痴呆症に成って行くことだろう。
「開運マルモリ面白書評倶楽部」 [6]

●ポイント
化学塩の辛味によって、味覚障害や脳の刺激に悪影響を与えていることが分かります。また、塩に含まれている成分が病気や痴呆を引き起こす原因になっているようです。

 

◆健康・活力への影響:疲れの原因は食事にあり
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本来は頑丈な人間の肉体が、現代において急速に弱ってきたのだろうか。そうではない。人間の体自体は昔から変わっていない。微小には変化しているが、直接身体能力に影響を及ぼすほどの変化は起きていない。疲れてもすぐ回復する機能に変わりはない。
しかしその機能が、あることが原因で働かなくなったのだ。

食事である。あたりまえのように食べている、現代人の間違いだらけの食生活である。

食事の質の低下もさることながら、問題なのはむしろ食事の量だ。食べ過ぎほど体をいじめるものはない。
「ああ、たしかに食べ過ぎの人っているよね。私なんかは、1日3食、テレビや雑誌のレシピ通りに食べているから」
それでは食べ過ぎである。現代日本人は、ふつうに食べていたら食べ過ぎなのである。

なかでも最悪なのが朝食である。
疲労を取り去るポイントは、1日に食べる量をいかに減らすかにかかっている。
これができるかできないかで、一生を疲労のドレイとして過ごすか、疲れ知らずで過ごすかが決まる。
逆にこれさえできれば、どんな慢性疲労人間でも疲れ知らずのスーパーマンに変身できる。
『1日2食健康法』 [8]画像はこちら [9]

●ポイント
1日3食食べることと教えられてきたが、これが病気の原因となっているようです。食事の回数・量を減らすことが疲れ知らずの秘訣と言えます。

 

◆生殖への影響:不妊の原因は?食べすぎによる生命力の低下
不妊には、様々な理由がありますが、実際の原因を、いくつかお話しします。
まず、私は再三このブログでも述べていますが、
① 生命力を損なう食事
精製糖、化学物質。これらは男性の精子数を減少させ、精子の生命力を奪います。コーラ好きの男性は、精子が少ないという話もあります。そして女性からは、排卵機能を弱め、生理のリズムを崩し、卵子から生命力を削ぎ取るのです。合成化学物質の食品添加物、それらで育てられた家畜の肉、精製された糖。他にも石油合成された化学肥料、農薬。遺伝子組み換えの食品、これらすべて、生命力を奪います。妊娠するという事は、新たな生命をつむぐ事です。生命力なしに、妊娠というのはありえません。

(中略)
④ 食べ過ぎ。
あれこれ述べましたが、実の所、これが一番の原因かもしれません。食べ過ぎこそが、人間の生命力を一番奪うのです。生命のリズムを乱すのです。普段はあまり感じれないと思いますが、消化に使うエネルギーや生体酵素は相当なものです。体内に限りあるエネルギーや酵素を、消化、吸収、解毒のために大半を持っていかれたら、他のありとあらゆる機能はおざなりになって当然です。

そもそも本来、生命にとって、食べるというのは、命を存続させる上で、とても重要なことです。動物達は、ほとんどがその生涯を、食べるためにあるようなものです。食べて、自らの命を存続させ、そしてその種を存続させる。

人間も動物である以上、この仕組みからは逃れる事ができません。我々もまた、食事により自らの命を養い、主を存続していかなければならないのです。ですが、野生の動物と違って、または、比べるのはおかしいですが、発展途上の貧しい国々の人々と比べると、現代この日本に生きる我々には食への危機感も、渇望もありません。「生」そのものへの危機感も、まるでない以上、「生」への欲求も少ないというのが現状です。

この「危機感」こそが、生命力を高める一番大事なものなのです。

生命というのは不思議なもので、自らの生命に危機感を持つと、生殖能力が高まるようなホルモンが分泌されるのです。ですから、難民キャンプで、母親自身が栄養失調だというのに、ぽんぽん子供が生まれるのは、そういうカラクリです。

別に皆に貧困や断食を強いるわけではありません。ただ、現代の不妊治療というのは、すっかり乱れ、異常になった生命のリズムを、さらに狂わせて、そこに乗じて妊娠させようとする、本末転倒な手法を用いていると思われます。ですから、もし妊娠を望んでいて、それが達成されないと言うなら、まず生命のリズムを正常に戻す事を考えなくてはいけません。その一番手っ取り早い方法は、意図的に、やや飢餓的状況を作ればいい、という事です。そうなれば生命は、種の保存という、大いなる力を発揮します。

やや飢餓的状態。つまり、一日二食、ないし一食の半日断食や、腹八分、腹五分程度の食事を心がけることです。三食きっちりお腹一杯、さらに間食などしていたら、生命はその能力を発揮できないでしょう。上記に述べた、食べるものの質はもちろんですが、どんな無農薬野菜で、体にいい食べ物でも、「過ぎたるは及ばざすが如し」です。

昔から王侯貴族に難産や不治の病が多くあります。そして現代の先進諸国は、病と不妊で溢れています。どうしてそのような状態なのか、今一度考えてみましょう。食への危機感がなくなり、生命のリズムが狂い、生命を躍動できなくなっているのです。さらに、今は昔と比べ、食べ物の質の悪さ、大気汚染、塩素、あらゆる薬品、界面活性剤、電磁波など、生命力を奪うものばかりです。生命のリズムは、完全に乱れきってます。
『玄米道場  ~養生心得~』 [10]

●ポイント
化学物質による生命力の無い物を食べること、食べ過ぎによる生きるという意志の減少が、不妊につながることだと書かれています。

 

◆まとめ
食事とは、まさしく「生きとし生けるものの生命力を継承する」という行為であり、食事が秘める内圧が私たちの活力や外圧に立ち向かう力になっています。
しかし、現代食はことごとく、これら自然の摂理を無視したものとなっているために、私たち人間の生命力・活力も衰弱しているのでしょう。
これは、とても大きな問題であり、私たちの身体、つまり自然の摂理に沿った食事に対する危機感は持つ必要があります。

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