雅無乱 [1]です。
今回、ご紹介するのは類農園 [2]です。
1999年の開設以来12年目を迎える類農園は、近頃、絶好調! 😀
特に昨年は、インターンシップ受入れ数全国2位 [3]、共同で開講している『自然体験学習教室』 [4] は過去最高の会員数200名を突破、農水省や全国農業会議所から耕作放棄地の有効活用や地域活性化を評価されて表彰を受け…、さらに作物では地元の農業賞を受賞するだけでなく [5]、ミシュラン☆付きの有名店から注文が相次ぐ [6]などなど、本当にノりにノっています。
詳しくはコチラのブログに↓
類グループが勝ち続ける理由~類農園-インターンシップ受入れ全国2位の秘訣!~ [3]
さて、そんな類農園、こんなに成果を上げ注目されているのはなぜなのでしょうか!?
今回のエントリーでは、その秘密に迫ってみたいと思います。
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★インターンシップ生も農園を創る当事者
類農園は、農業を専業としている農家・企業370,000件のうち、農業インターンシップ生(農業研修生)の受入れ数で、なんと全国 第2位! ![]()

※受入れ数は、「全国新規就農相談センター」から応募した研修生の累積(99年~09年)。
これほどインターンシップ先として人気があるのには秘密があります。
「なんでインターンシップ先に類農園を選んだの?」との質問に、多くの方が、「類農園のホームページ [7]の写真を見て、すごく雰囲気良さそうで楽しそうだったから
」と答えてくれます。
実際に参加して、メンバーと毎日の仕事と衣食住をともにしてみて、みんなで期待し合って応え合うことが本当に楽しくて、多くの方が類農園を「第二の我が家」と呼んで、イベントや農繁期にはいつでもかけつけてくれるリピーターになってくれます。
それは、以下の記事からも伺えます。
農業インターンシップ受け入れ日本一!・・・農業インターンシップって何? [8]より
以下、抜粋。
(略)だんだんと農園の意識も変わってきて、現在では、むしろ一緒に充足し合える仲間であったり、「農」の将来を考え、支えあう仲間を求めているんだと感じています。
数週間という短い期間だからこそ、学生には、色々な体験をしてもらいたいですし、認識や知識を学んで帰ってもらいたいです。だからこそ、季節ごとの作業については、できる作業だったら何でもやってもらっています。
そして、会議やミーティングの場にも一緒に参加してもらい、社会や農業の勉強や、農園自身の課題、学生の就職の相談についてまで、全て一緒に行動し、考えていくというスタンスをとっています。
研修生と社員という垣根を越えて、一緒に何でも話し合えるような関係、それが、学生にとっても、私たちにとっても、最適な関係なのかなと実感しています。
>会議やミーティングの場にも一緒に参加してもらい、社会や農業の勉強や、農園自身の課題、学生の就職の相談についてまで、全て一緒に行動し、考えていくというスタンスをとっています。
ここが類農園の魅力の最大のポイントなのではないでしょうか。
インターンシップ生や研修生を単に“手”として捉え、指示して仕事をやってもらうだけになっている研修先も多い中、仕事の全体像を共有し、作業の決定段階から、成果を評価し合うところまで、全課程を一緒に担っていくという類農園は、珍しい存在です。
これも、類農園自体が、「期待と応合のやりとりが人間にとって最大の活力源であり最高の充足源である」という認識に基づき、みんなの課題共認=役割共認=評価共認を軸にして運営されている共同体としてしっかりとした充足基盤を築けているからでしょう。

「類農園にはたくさん人が集まっていて、みんな元気がいい」という評判は地域にも広がり、「どうしてそんなに活力があるの?」と聞かれることも増えてきました。
地域を引っ張っていって欲しい…という期待に応えるには、さらに広い社会の期待、「農業に世の中が求めていることは何?」というところまで視野を広げて考えていかなくてはなりません。
そこで類農園は、地域特産物部会やエコファーマー連絡会 [9]などのリード役をつとめたり、地域の若手農業者の方々との勉強会を開催 [10]したり、などなど様々な活動の中心になって動いています。
もちろん、そういった場に、インターンシップ生や研修生も当事者として一緒に参加して、農園や地域を元気にしてくれています。
「農業技術」だけでなく、広く社会を見て、組織運営や経営から地域活性化まで、様々な事に一緒に取り組んで一緒に充足できる…、それが類農園がインターンシップや研修先として魅力的な、最大の理由なのではないでしょうか。
そのようにして農園や地域を創る「当事者」になってくれたインターンシップ生や研修生は、自主的にこんなブログを運営して様々な発信をしています。
類農園の研修生ブログ☆毎日が一年生☆.。.:*・゜ [11]
類農園を体感したインターンシップ生や研修生のナマの実感が写真入りでイキイキと描かれているので、ぜひご覧ください。
★子どもたちの同化能力を育む『自然体験学習教室』
類農園は、グループ企業「類グループ [12]」の一事業体です。
その類グループの教育事業部である「類塾」と「類農園」が共同で開講しているのが、『自然体験学習教室』 [4] です。
1年を通じて自然や農作物にふれ、出荷や販売などの「仕事」を体験し、地域のさまざまな方々と関わる中で、小学生を健全に育むことを目的として開講しています。

昨年の自然体験学習教室、会員数は過去最高の200名を突破!
これほどまでに子どもたちが集まっているのはなぜなのでしょうか?
田植えや稲刈り、野菜の収穫などを体験させるカリキュラムを実施している所は他にもたくさんあります。しかし、どうしても、受入れ側がいろいろとお膳立てをして、子どもたちがその用意された体験を“お客様”として楽しむ…という事で終わってしまうのが殆どです。
類農園が実施している自然体験学習教室は、根本的に考え方が違います。
そもそも、子どもたちが将来社会に出たときに必要とされる能力とは何でしょうか?
現実の状況をありのまま捉え(同化し)、みんなの期待に同化して方針を出し、仲間の気持ちを考えながら協力して円滑に物事を進める能力でしょう。つまり、より多くの対象・人の気持ちに同化する能力、つまり「同化能力」です。
ただ受け身的に学校の授業に出席して先生に言わるがまま勉強をするだけ…、お膳立てされた状況で与えられた体験をするだけでは、そのような「同化能力」を育むには不十分でしょう。
「勉強だけの子どもにはしたくない…」「社会に出て役に立つ本物の能力を子どもに育んであげたい」という親の意識は、近年、ますます高まっていますが [13]、現実の中にはそのような能力を育む場はなかなかありません。
そのような人間としての基本的な能力はどのように培われるのでしょうか?どんな場が必要なのでしょうか?
『自然体験学習教室』では、農業における困難な課題をありのまま、農園メンバーと子どもたちが共有し、その中で「どうすれば成果が出せる?」をともに考えながら運営しています。
子どもたちも、農園の当事者となって、いっしょに課題を突破していく、その中で “仕事=生産課題”を、仲間みんなで協力して達成すること。そしてその成果を「よくやった!」と評価し合うこと。こういった成功体験、充足体験の繰り返しが、状況・対象をありのまま認識し、仲間の気持ちを理解し絆を深める、そんな人間としての基本的な能力(同化能力)を確実に育くんでくれています。
そんな風に、大自然の中、仲間たちと課題を達成して喜び合う体験を繰り返していくと、当然、子どもたちは元気になってきます。まずは同じ班の仲間、そして自然体験学習教室のみんな、さらには、研修先の地元の農家の方々や販売体験のお客さんの気持ちへと同化対象が広がるにつれ、子どもたちの活力もどんどん上昇していきます。
子どもたちは家に帰ってその体験をイキイキと親に話しているのだと思います。そんな評価が積み重なって、会員数がどんどん増え、昨年は、「満員御礼」…というところまでになりました。

一度に100人近くの子どもたちを毎月受け入れて一緒に仕事をするのは、正直言って準備も含めてかなり骨が折れます。たくさんのボランティアの学生さんたちにも手伝ってもらいながら、1週間以上前から夜を徹して子どもたちの笑顔を想像しながら準備したり…。そんな活動も、類農園の社員自身が、子どもたちに同化することを意識しながらやっているので、疲れるどころかかえって活力が湧いている状況です。
これまでの話をまとめると、
☆類農園にみんなが集まり笑顔に溢れているのはなんで?
・みんなで課題を一緒に担って充足し合う…というスタンスで、常に場を開いているから。
・状況(外圧)に同化、相手に同化を意識しながら、より広く多くの同化対象と充足関係をつくろうとしているから。
・実際に、その場に集ったみんなと、期待応合の共認充足いっぱいの関係を築けているから。
このような構造があるからこそ、最初に触れた類農園の好調の成果があるのです。
また最近では、大阪の焼肉屋「萬野屋」さん [14]をはじめ、「大起エンゼルヘルプ」(東京の福祉係の企業)さん [15]や、「惣菜のわかる八百屋」を目指すFRUXグループさん [16](類農園新入社員研修レポート [17]) など、社員研修の一環としても類農園に多くの期待と人材が集まり、そこで一緒に仕事をしてみんな元気いっぱいになっていくのだと思います。
★共同体の再生を事業化する『類農園』
類農園の母体である類グループ [12]は、「皆の生きる場を、皆の手で築いていきたい」という思いで設立された共同体企業です。
これまでは、一部の人間が権力や立場を背景にして、他の人たちを動かす…、という事で社会が統合されていました。しかし、そのような力の前提が崩れ、現在は、みんなが周りの期待を掴んで、みんながイイと思える方針を共に認め(=共認)、みんなでがんばって、その成果をみんなで評価し合う、そういう在り方が最も充足度が高く活力も湧く…、という時代になってきました。
そんな人間本来の在り方をそのまま実現できる集団に…
類グループは’72年の創立当初から、経理・財務を含む全情報を全社員に公開する情報公開システムを作り上げ、誰もが状況を把握できるようにして、その上で全員が取締役となって経営に参画する合議体制を構築し、みんなで組織や事業の方向を決定してきました。
このような組織の在り方が、みんなの肯定視と充足感を育み、そんな場で社員自身から出される提案や行動によって、設計・不動産・教育の様々な分野で群を抜く生産性の高さと成長を実現してきたのです。
類農園も、同様にみんなの共認で運営される共同体です。
現在、類農園には、子どもたちや学生、企業や地域の住民など、本当に様々な人たちが集まり、新しい繋がりを次々と築いていっていますが、類農園にこれほど人が集まるのは、そこが笑顔や活力溢れる魅力ある場であるからでしょう。参加した人たちみんなの共認で運営する共同体が創り出す空気があること…、それがみなさんから評価していただいている最大のポイントと言っていいでしょう。
そのような場が実現できるのは、類農園(類グループ)は、単なる「農業」ではなく、“食糧生産という人間にとって不可欠な課題を中心軸として、集団、ひいては社会の活力を再生させる”という戦略で、さらにそのような活力溢れる「共同体」を次々と世の中に生み出していくという明確なビジョンを持って事業を進めているからです。
類農園は、集団を活力を持って運営していくノウハウ(みんなの共認を軸とする組織運営)を別の様々な農業生産集団に伝えていく活動にも着手しています。
自分たちの食べるものは自分たちでつくりたい…、現在の農業ブームの背景にある意識の一つですが、今後は、企業が農業に参入して自給していくという流れも活発になっていくと思います。三十数年におよぶ共同体の歴史と追求の蓄積を持つ類グループ=類農園は、農業生産も含む人間のあらゆる活動を組み込んだ活力溢れる企業の一つのモデルとしても、今後期待されてくるでしょう。
社会の様々な要請に応え、みんなの共認で運営される新たな共同体を次々と生み出し、社会の活力を再生させていこうとしている類農園を、これからも見守ってください☆+゜