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なんで屋露店⇒なんで屋劇場⇒るいネット

こんばんは まるいちです。 😀
今日は、新シリーズ【次代を読む⇒次代の農業・・・どうする!?】で、
「なんで屋露店⇒なんで屋劇場⇒るいネット」「新しい社会統合機構を自分達の手でゼロから構築してゆく活動」を取り上げます。
実は先日、類農園のある奈良県宇陀市の若手農家や農業研修生で作っている【楽農倶楽部】の勉強会を類農園で開催しました。
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これは、類農園の「なんで屋露店 [1]ネットサロン [2]なんで屋劇場 [3]」版です。
類農園の研修生ブログ☆毎日が一年生☆.。.:*・゜ [4]の記事 らくのう倶楽部 若手農家が類農園に大集合! [5]より引用。

今日は宇陀の若手農家がなんと類農園に大集合!
なんと総勢30人近くがあつまり、勉強会を行いました
勉強会の内容は「農業の関心が高まってるのは何で?」
社会的、政治的な問題から身近に感じている農への関心の集まりなど活発に議論が交わされました。
特に「個人農家さん」のやる気がすごい!普段一人で同じ作業の繰り返しをしているだけではやはり活力が出てこない・・・家族以外との交流がない・・・閉塞感に陥ってしまう・・・とにかく人に場に集まって可能性に向かって行きたい、やる気をもって日々の作業も取り組んで行きたいという思いが強いようです
今日みたいにまず集まって話す、そのなかで幅広い視野で認識力を身につける事で自分たちの農業が社会の中でどのような位置にあるのか、どうすればやりがいをもって取り組んでいけるのかの発想も生まれてくると思います。
 最後はみんな笑顔で帰って行ってくれたので今後も期待大ですね!!!

と言う事で、大成功でした。
やっぱり、誰もが共認充足を求めている、誰もが社会の当事者として社会を考えたい、そして答え(=認識)が欲しい、と言う事だと思います。
では、【次代を読む】 [6]の紹介です。↓

なんで屋露店⇒なんで屋劇場⇒るいネット
そこで、’03年、るいネットの支援者を中心にして、路上の共認形成の場が生み出された。それが、路上に「みんなのなんで?に答えます」という看板を掲げた『なんでや露店』である。既に100数店が活動中で、街のあちこちに、みんなの反応を活力源にし、みんなの共認を羅針盤にしながら、みんなで共認を形成していく場が、生まれている。
 むろん、原初の社会は、見知らぬ人々との間に形成される、非定型で不確かな関係である。従って、そこで共認充足を体感した人たちは、定常的に集える場=『認識サロン』を求め始める。また、もっと多くの人と交信したいし、もっと役に立つ答えが欲しいという圧力も働き始めるだろう。そのような上昇期待に応えて、『みんな共認』を形成してゆく場が、万人に開かれたインターネット上での『認識形成サイト』である。
 その認識交流の面白さ=引力の秘密は、『みんな期待』に応えて集団外に発信(応合)し、その反応(充足)を得ることへの期待にある。そうして、最初、街のあちこちで形成された『なんでや露店』でのつながりが、『認識サロン=なんでや劇場』を媒介に『認識形成サイト』に収束してゆけば、それは巨大な超集団ネットワークに成長してゆく。
新しい社会統合機構を自分達の手でゼロから構築してゆく活動
それだけではない。『認識形成の場』に参加するということは、これまで一握りの専門家が独占してきた認識の形成を、普通の人々が担うということであり、彼ら学識者(=傍観者)に代わって社会の生命部である共認形成を自分たちで担ってゆくということに他ならない。
 従って、社会の心臓部となる『認識形成サイト』への参加は、そのまま旧体制に代わる全く新しい社会統合機構(の中核部)を、自分たちでゼロから構築してゆく活動となる。それは、まぎれもなく「この時代を作ってゆく当事者になる」ということであり、だからこそ「一番面白い」活動になる。

このような「認識形成の場」に参加してくれた方々の様子を引き続き紹介します。
是非、続きを読んでください
続きを読む前にポチっと☆応援ありがとうございます!


●類農園にはいつもたくさんの農業インターシップ生、農業研修生、そして農業体験者が来ます。
参考⇒【企業が農業に参入するのは何で?】第九弾 ~インターンシップで人気の類農園③ [7]
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★もちろんその動機は様々で「農業を体験してみたい」「将来就農したいので」「何となく自然と触れ合いたくて」「いつも食べてる農産物の生産現場を見てみたい」・・・でもやっぱりその根底には「共認充足を得たい」と言う潜在的な期待があります。
ですから、私達はその期待に応えるために、類農園に来た方は必ず週2回のネットサロンに参加、スケジュールが合えば奈良のなんで屋露店、大阪のネットサロン、大阪なんで屋劇場に参加してもらっています。これには皆さん驚かれますが、本当に楽しく、勉強になったと言っていただけます。
参考に最近、農業体験で5日間類農園に来られた方からのメールを紹介します。↓

類農園のみなさま
こんにちは。Sです。今朝、無事東京に戻ることが出来ました。
滞在中は色々とお世話になり、ありがとうございました。
わずか5日間の農業体験でしたが、これまで農業に触れる機会がなかった自分にとって、新鮮な体験ばかりでした。
農作業だけでなく、近隣農家の方たちとの勉強会やモクモクファーム吉田さんの講演会など、自分が想像していた以上の体験ができ、とても楽しく過ごすことができました。うれしい誤算です。
感想としては、
・やっぱり農業は大変(腰が痛い…。)
・でも、みんなと協力し合ってやる農作業は楽しい
・自分たちで作った農作物を食べれてうれしい、おいしい
・農業には可能性がたくさん詰まっている
・(農の枠を超えて、例えば健康と教育を併せた)社会的価値の高い新しい農の提案はどうか?
・(民と官ではないですが)農と都市の住民との距離感はキーワードになるのでは?
などを感じました。
まだまだ自分の頭の中が整理されていませんが、ビジネスや歴史、社会問題に至るまで、色々と考えさせられる5日間でした。
そう言えば、高速バスに乗るまでの待ち時間に、大阪でさっそく”なんでや露店”を見つけました。(”いい男になるには?”と言うお題で話しましたが、結論出ず…)
類農園ではない農場へ体験に行ったら、なかったことですね。これも何かの縁だと思います。
これからは、今回の体験を活かして、
食べる物に対しての意識をもっと高めようと思いますし、出来る範囲で”農”に触れられる機会を増やそうと思っています。
まずはホームセンターに行ってマンションのベランダで何が出来そうかを調べてみようと思っています。
ちょっとフラっと行ける距離ではありませんが、近くに行くようなことがあったら、是非また遊びに行かせてください。機会がありましたら、なんでや劇場にも参加してみたいと思います。
では、みなさまお体にお気をつけて、これからもおいしい農作物を作ってください。(頂いた水菜はさっそく山菜そばと一緒に頂きました♪)類農園のファンの一人として応援しています。
乱文にて恐縮ですが、御礼まで。

他、研修生ブログよりの抜粋です。

●初めてのインターン先が類農園、とにかく私には刺激的でした。これから企業と農業を考えていく上で、類農園は非常に参考になりました。なんでや劇場は私が大学で勉強していることの延長のような感じで、しかも大学の講義よりも、明確に答えが出たので、わかりやすく、面白かったです。5年後や10年後のなんでや劇場がどうなっているのかとても興味深いです。
●思うに、ここでの体験の意義って、農園には幻想を抱くばかりで、現実にはなかなかついていけない現代っ子の私にとっては農作業の体験というよりも、現実論でいう「共同体の再生」とか「本源集団の再生」ってことを実感することだったのかもしれません。
 やってみて「楽しい」と感じられたことは、やっぱりそっちに充足可能性があるってことですよね。
 短い間でしたけど、本当にありがとうございました。
●農業に必ず社会のこと、就職のこと、そして料理。いっぱい勉強させてもらいました。これで私の料理も少しは上達しているはず…。笑
 露店もすごく楽しかったです。まぁ私はひたすらお客として話を聞いていただけなのですが…。それにしても、もう一度将来を考え直さないといけないということに気づくことができました。
●今日はなんで屋劇場に参加してきました。劇場のテーマが ~突然変異説を超えた進化論へ~
でしたし、事前勉強会の時に議長から「今日は、進化とは。と生物とは。というところを明確に知っていただいたらいいと思います。」と言っていたので頑張ってなんで屋劇場の時は真剣に考えていました。
そしてなんで屋劇場が終わって帰ってきた今の考えは「進化とは大きく分けると三つに分かれていて、(小)(中)(大)と考えられる事が出来るらしく。
・(小)は微小な変異をしている事。
・(中)は代謝機能が変わったシステム(光合成や酸素吸収が出来る生物が生まれた事)と言う事。
・(大)は分裂システムが変化している(大きく二つに分けられる、一つは生物の誕生(分裂が出来るようになった)と言う事と二つ目は減数分裂、有糸分裂の実現(性システムの獲得)ということ。
そして生物とは、原始でいくと、分裂機能を自前で持っている存在。
こんな感じで良いでしょうか
これで生物史シリーズは最終回だったので、次のなんで屋劇場のテーマが何になるのかが、楽しみです。
●昨日は初めて「なんでや露店」(近鉄奈良駅前)に行ってきました
「なんでや露店」は、ごく簡単に言うと世の中においてわからないこと、答えがみつかっていないことを実際に考える場を提供し、人々の活力に結びつけていこうというものだと思います。
具体的中身は主に
①社会問題に関するディスカッション②カードの販売
カードは露店でお客さんと話しているうちに出てきた答えと絵が描いており、全般的に暖かい雰囲気が出ていて客受けは良いです♪ファンでそれだけをみる人もいます。
その他にも個人的な悩みからとりとめの無い話まで通り行く人と話しています
問題を考えることを避けるのが日本人の特性だろうから、本当に人が来るの??
とかなり懐疑的でしたが、高校生からヤンキーぽい人、会社員の人、いろんな人が来てくれました
残念ながら寒さのあまり6時ぐらいから人が来ない!というか町に人がいない・・・
ということで僕がいろんなお題をお願いして、「環境問題」「経済問題」などについてディスカッションしてきました。
環境問題は主に
①そもそも温暖化とCO2の因果関係が不明確なこと
②環境問題がという問題が問題化したのは政治的な背景があること
③問題が商品化されていること
がわかりました
②について、
僕は農学部に入ったきっかけが環境問題だったんですが、「そもそも問題なのか?」「なぜ問題化したのか?」を考えるようになり、そこから社会学に興味をもつようになり現在に至ります。根本の疑問について再考できて本当によかったです
経済問題は800兆の借金の問題だったんですが
「中央銀行制度を国に一本化する」という答えには疑問が残りました。国の中で利権がからんだらどうするんだろう?インフレの調整が国にできるのか?
普段農園にいろので、環境を変えて新しい人と話すのは本当に新鮮でした!
~中略~
自分は将来就農しますが、「社会が農業に期待するもの」を知り、それを提供できることが人々の満足、自らの満足にもつながると思います。そのためには露天のような場所で農業をとりまく問題について話すことはいいかもしれないですね!

本当に嬉しい感想ですね。
類農園は、これからも「なんで屋露店⇒なんで屋劇場⇒るいネット」の入り口として、そして開催場所として「みんなの期待」に応えていきたいと思います。
よろしくお願いします。

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