「10kgで529円」、みなさん、これ何の数字だか判りますか? 🙄
平成18年の、お米の「農業所得」だそうです。10kgで529円ということは、60kg(1俵)で3174円。10aで10俵採れたとしても(かなり上出来ですが
)、31740円→1haで31万7000円→10haで317万円ということですね。 
でも、これってどうなんでしょう? 🙄
10ha作って317万円では、家族4人養っていけません 🙁
以下、農業協同組合新聞、「シリーズ 数字に注目! 気になるあぐりデータ」より転載します。
「10kgで529円」 お米の農業所得(18年、玄米ベース)
平成18年のデータでは、米(玄米)10kgの小売価格は3328円。このうち流通経費が1166円、生産経費(=生産者受け取り価格)が2162円となっている。米の小売り価格のうち約6割が生産コスト、約4割が流通コストだ。
生産者受け取り価格から肥料や農機具代、CEなどの利用料金といった経費を差し引くと、農業所得は529円。小売価格の16%にとどまる。農林水産省が家計調査、コメ価格形成センター、生産費調査などから推計した。
同省はキャベツについても推計しており、10kgの小売り価格が960円の場合、経費を差し引いた農業所得は136円、小売価格の14%となっている。野菜の場合は流通コストが6割を占める。
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上のグラフを見ると、あらためて小売価格に占める流通経費の割合の大きさに驚かされます。実に1/3にも昇っています。野菜の場合は6割というのも異常ですが ![]()
あらためて、直売へのシフトの必要性を感じます。仮に小売価格をそのままに、流通経費を所得に転化できたなら、一気に3倍の所得が実現することになります。もちろん販路開拓は言うほど容易ではありませんが。
これまでのように、単に作物を取引するだけの時代は既に終わったと感じます。人々が求める安心・安全の根底には、相手を信じる気持ちがあるのだと思います。逆に言えば、現在はそれが無いから産地表示や履歴の開示など、表層的な手法に終始してしまっているのではないでしょうか。
しかし最近私たちの農園では、扱っている作物がいいから、というだけではなく、相手の(私たちの)取り組み内容や理念などに共感して、新たな取引が始まるケースが少なくありません。むしろ信頼できる関係そのものを求め合っているのであって、作物の取引などは、その結果に過ぎないようにさえ感じます。
そのような意味で現在は、農作物の取引を媒介にして、お互いの信頼関係を作り上げていく過程にあるのではないでしょうか。
(小松)