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食をめぐる問題③ 残留農薬問題・中国の毒野菜

◆残留農薬問題・中国の毒野菜
中国産冷凍野菜の残留農薬が注目されるきっかけとなったのは、日本の農業者民間団体が、市販の中国産冷凍野菜の残留農薬を独自に調査、その結果を公表したことからである。調査を通じ、中国産冷凍ホウレンソウから国内基準値の九倍もの農薬、有機リン系の殺虫剤クロルピリホスが検出されたことが明らかになった。
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 輸入される生鮮野菜については、食品衛生法にしたがって厚生労働省が残留農薬を検査するが、湯通し後に凍らせた冷凍野菜は「加工食品」扱いとなり検査の対象外となっていた。厚労省は湯通ししただけの冷凍食品ならば加工後も残留農薬の濃度に変化はないと判断し、ホウレンソウや枝豆など十八品目の冷凍野菜に生鮮野菜と同じ基準を適用することにした。
 同省の素早い対応の背景の一つには、中国野菜への“疑惑”が以前からあったこともある。
 
中国の一般紙「中国青年報」が中国政府の調査結果として、同国内で販売されている野菜の47.5%から基準を超える農薬が見つかったと報じた。これを受け、厚労省は「中国産野菜検査強化月間」を設け、輸入届け出があった中国産生鮮野菜すべてを対象に抜き取り検査を実施。その結果、2,515件の届け出のうちオオバなど6品目9件で基準を超える農薬が確認された。違反野菜は廃棄または積み戻しが命じられた。
中国の農家は生産性をあげるため、欧米や日本では戦前や数十年前にすでに禁止となっている有害な農薬を高濃度で使用しており、発展する都市部の富裕層は、自国である中国産の野菜や魚(ウナギやエビなど)、中国緑茶などは決して口にしないという。香港では内陸部からやってくる野菜を「毒菜」とすら表現している。
中国では、残留農薬を除去するための最も一般的かつ簡単な対策は流水に浸けることとされている。ただし短時間では効果が見込めず、1時間以上は浸ける必要がある。流水では時間がかかるうえ、農薬が洗い流せるのか不安という人が使うのが台所用洗剤。中国で販売されているほとんどの食器用洗剤は用途に野菜、果物洗いと記載されている。洗剤を入れた水に10分程度浸け置きし洗い流すだけでほとんどの農薬は除去されるという。さらには、野菜を洗う為の卓上型の洗濯機も存在する。
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卓上型野菜洗濯機「解毒家」 [1]
日本では一時期大量の中国野菜が安価で輸入されたが、野菜類の47.5%から猛毒で発がん性もある有機リン系殺虫剤メタミドホスなどの高濃度の残留農薬が発見されるなどして2001年から輸入禁止が相次ぎ、大手のスーパーではあまり見かけなくなった。しかしそういう野菜や畜産品は全て無くなった訳ではない。生のままではなく、「加工」「業務用冷凍」されて日本に輸入されている。
 これらの加工品の一部からは高濃度の水銀やダイオキシン、チクロやDDT、TBTO、BHC、クロラムフェニコール、クロルテトラサイクリン、マラカイド・グリーンといった毒性抗生物質などの使用の痕跡や高濃度の残留が確認されている。かつては、安価な白ゴマを高価な黒ゴマに見せかけるために、有害なタールで着色したタール黒ゴマ事件もあった。
もちろん中国産の食品の全てが危険な訳ではないが、これが一方の厳然とした現実でもある。

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