アグリビジネスの巨人
“モンサント”の世界戦略(前編)の紹介 1/4
* 衝撃動画紹介 『巨大企業モンサントの世界戦略』 [1]
で紹介されていた動画を見ました。大いに考えさせられる内容でした。
色んな人の証言を、文字情報で紹介したいと思います。
* 動画はこちら ↓
http://video.google.com/videoplay?docid=2219229390528597169&hl=en [2]
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製作:2008年 フランス
取材報告/ジャーナリスト
マリー・モンク・ロバン
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■日本語版の「はじめに」
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合瀬宏毅 解説委員
遺伝子組み換え作物の商業栽培が始まったのは、1996年のことです。従来の作物に比べて、栽培に手間がかからず、収穫量も多いということから、世界で急速に普及してきました。去年はアメリカやアルゼンチンなど23カ国で栽培され、作付面積も1億ヘクタールを超えました。
その遺伝子組み換え作物の開発を中心となって押し進めてきたのが、モンサント社です。遺伝子組み換えの種子の市場は、モンサント社の一人勝ちともいえる状況です。
ただ、この遺伝子組み換え作物は、自然界の交配ではありえない品種が作れることから、環境や人の健康に与える影響がわからないとして、いまだに強い反発があります。
ヨーロッパ、特にこの番組が製作されましたフランスは、その急先鋒で、国民の70%が遺伝子組み換えに反対だとしております。そのため去年から栽培を進めるかどうかをめぐって、国会で大きな論争が続いてきました。
この番組はそうした政治状況を背景に作られ、遺伝子組み換え作物やモンサント社に対する強い反発が窺がえる内容となっております。果たして皆さんは、どうご覧になるでしょうか?
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ロベール・ベレ教授 /フランス国立化学研究センター
ラウンドアップが細胞分裂に影響を及ぼしているとは、とても驚きでした。細胞分裂のメカニズムそのものではなく、細胞分裂をコントロールするメカニズムに影響を与えていることが分かったのです。
はじめはどの細胞も良性ですが、ある時点で、遺伝子学的に見て細胞を不安定にするような変化が起きるのです。つまり、癌細胞化するということです。
ラウンドアップの影響について研究所の上層部に報告したのですが、意外な反応が返ってきました。遺伝子組み換えの問題ともからんでいるので、研究結果を公表しないように命じられたのです。
ダン・グリックマン /アメリカ農務長官(1995~2000年)
私が農務長官として、バイオテクノロジーの規制に関わった当所、アメリカの農業関連業界とクリントン政権内部には、バイオテクノジー製品や遺伝子組み換え作物の認可を迅速に進めないと、科学の進歩を妨害していると看做す空気があったことは確かです。
農業関連業界には、開発している製品について十分に分析・審査することを望まないものが大勢いました。製品開発に巨額が投資されていたからです。
私が農業を監督する省のトップである農務長官に就任したとき、余り厳しく対処するなという圧力が、相当強くありました。
認可について迅速に進めるべきではないと私が意見を出すと、業界だけでなく、政権関係者の一部からも反発があったのです。
遺伝子組み換え作物の規制については、もっと慎重に検討する必要があるという私の主張に、クリントン政権内、とりわけ通商代表部は不快感をあらわにしました。農務省が我々の規制緩和方針に異論を唱えるとはけしからん、といってきたのです。
つづく /びん


