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肥料高騰!⇒どうする!?

まるいちです。H20年5月22日のニュースです↓。
「米原油先物は21日のニューヨーク・マーカンタイル取引所(NYMEX)で、1バレル=130.47ドルに上昇し過去最高値を更新した。原油価格は、おう盛な需要とドル安を背景に2007年初めの50ドルを下回る水準から大幅上昇している。」ロイター記事 [1]
上記のように原油の値上がりが連日ニュースになっていますが、農業資材の【肥料】も大幅に値上がりしています。
JAcom 解説「土壌診断に基づく適切な施肥設計でコストを低減」 [2]より抜粋です。
~以下引用~
◆人口増加とバイオ燃料で増え続ける肥料需要
 肥料の原料価格が図1~図3のようにここ数年の間に、急激に高騰している。昨年の1月に比べて今年1月の国際価格は、りん安が2.7倍、尿素が1.4倍、塩化加里が1.8倍となっている。そのため全農は、19肥料年度(7月~6月)の肥料価格を4月から期中値上げせざるを得なかった。
◆寡占化している原料供給国
 こうした肥料需要の増大とともに、原料の山元の寡占化も価格高騰の要因となっている。
 例えば塩化加里の場合、世界的な生産量の7割以上を旧ソ連(35%)、カナダ(28%)、ドイツ(11%)で占めており、生産を制限して価格維持をはかっている。世界に占める日本の塩化加里輸入量はわずか2%に過ぎない。そのため、安定的に数量を確保するためには、世界の需要動向や価格動向の影響を受けざるをえない状況にある。
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~引用終わり~
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●農業の現場では燃料(重油・軽油・ガソリン・灯油)、鉄、ビニル、様々な農業用資材、それから【肥料】が上記のように大幅に値段が上がっています・・・他の産業でも同じような状況だと思いますが・・・。
 化学肥料の使用量を少しでも減らす事はコスト削減と同時に環境負荷の低減もできるので、様々な工夫の中で実践していくべき課題だと思います。
 ・・・しかし、今回の高騰は「投機」の結果なので、苦々しく思う部分を残しつつ前向きに!って感じですね(-_-;)。
 で、上記の引用元は、肥料の値上げに対して、以下の3点の方針を推奨しています。
  ◆土壌診断に基づく適切な施肥を
  ◆過剰養分に対応した低成分銘柄を普及
  ◆堆肥の成分分析をし、化学肥料使用量を調節
    ・・・各農家のコスト削減に対する取組みとしては効果があると思います。
 しかし、今後、リンの枯渇問題(↓参考)や化学肥料そのものの見直しが登場した場合、小手先の方針では解決に至らないように思います。
石油よりも先に“リン”が枯渇する!? [3]
リン(P)ってなに?「貴重な資源・リンの循環から見えてくるもの」 [4]
★【肥料】に関しては廃棄物を上手く循環させる方法(システム)を形成する事が重要だと思います。
日本は【植物国家】(1) [5]
日本人の勤勉性と対象性(2)【江戸日本文明のエコロジー】 [6]
にあるような江戸時代の社会システム、工夫思考を参考にして新たなシステムを作っていく事が求められていると思います。

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