以前記事にした、「お米がお店に並ぶまで」の続きです。
昔であれば、生産者は農協へ出荷してハイおしまい
でしたが、今は生産者が販売までこなすので、守備範囲が増えました。お米をお客さんへ配達しに行くと、どうやって保存したらいいの?とか、どうやって炊いたら美味しいの?とか、よく聞かれます。
これからは、モノだけでなく、食べるまでのサービスを含めて「商品」と言えるかもしれません。
ということで、後半戦いってみましょう 
後半戦は、⑤精米、⑥炊飯、⑦いただきます!でしたが、前回の、④保存の補足を少し。
④保存
みなさん、自宅でのお米の保存ってどうしていますか?
せっかく美味しいお米を買っても、保存の仕方によって味を落としてしまったらもったいないですね。じゃあ、お米の保存のポイントは何かというと。。。
保存のポイントは、空気に触れさせないことと、温度・湿度を低く保つこと です。
お米は、収穫後も体内に蓄えられた栄養を使って呼吸(酸化)をしています。
呼吸によって栄養成分に変化が生じ、その結果古米臭が発生したり、甘味がなくなったり、硬くなったりします。そのため、いかに呼吸を抑えるかが保存において大切なこと になります。
○お米を保存する容器
空気に触れさせないということで、密封できるもの がオススメです。密閉できれば湿度の変化もないので、カビる心配もありません。手軽なものとして、ペットボトルなんかがあります。
○保存場所
キッチン周りは火や水を使うので、温度や湿度が高くなりやすく、保存場所としては、実はあまり向きません。身の回りでオススメポイントは、実は冷蔵庫なんです~。
○保存期間
夏であれば、1~2週間。春秋ならば1ヶ月。冬場は2ヶ月のうちに食べきれることが望ましいです。
早く食べることにこしたことはないです。一度にたくさん買い過ぎないことが一番のポイントかもしれませんね 🙂
⑤精米
現在は、精米の仕方もいろいろあって、白米以外に、ある程度ぬかの部分を残した分搗き米や、胚芽だけを残した胚芽米を食べる人が出てきました。ぬかや胚芽の部分には栄養が詰まっていて、健康志向の人を中心に広がっています。
ぬかの部分と、その下の白い部分(胚乳)の間に薄い層があるのですが、そこにお米の美味しさの成分が凝縮されています。 精米しすぎると、その層まで削り取ってしまう恐れがあります。精米の調整が効くなら、従来よりも、若干精米を甘めにして試してみるのも面白いと思います。
⑥炊飯+⑦いただきます!
好みの違いもあって、これが絶対いい!と言えるものはありませんが、お米の研ぎ方・水加減・給水時間等をいろいろ試してもらって、好みにあったところを見つけてもらうのがいいと思います。
ただ、最近の精米機は性能が上がって、精米されたお米はピカピカに磨かれているそうです。そのため、お米を研ぐ際は、軽めに研げば、ヌカはほとんど取れてしまうそうです。
逆にお米の研ぎ過ぎはお米が割れたり、中のデンプンが流れ出たりして、炊き上がりが悪くなるようです。
田植えから始まって、口に入るまでの道のり-「お米ロード」は如何だったでしょうか?
作り手は、美味しい作物を作り、お客さんに提供する。お客さんはそれを美味しく調理する。いわば、美味しさとは、作り手と食べる人の協同作業によって成り立つものであるような感じがします。
みなさんはどう思いますか?
またの機会に、作り手と食べる人の“協同関係”的なものを考えてみたいと思います。
読んでくれてありがとう 