田んぼの獣害の話ですが、よく耳にする獣害は、鹿 猪 雀 猿などです。これらの獣害以外に大変厄介な害獣がいます。 
鹿 猪であれば捕獲して肉がいただけます。夏の雄鹿、冬の雌猪は大変美味いし雀の照り焼きも格別です。猿の肉はすっぱい感じで大変不味く食べられた物ではありませんが役場で3千円程で引き取ってくれます。このように害鳥獣といっても少しは生活の糧になりますが、この厄介物は煮ても焼いても不味くて食べられないし、害鳥のカラスの餌ぐらいにしかなりません。
この厄介ものはこの動物なんです。 ![]()
次を読む前にポッチ宜しくお願いします。
画像の確認 [1]
モグラです。
このモグラの被害を農水省の野生鳥獣による作物別被害状況 [2](平成17年度)で調べてみると、全国の水稲の被害額は132万円になっています。
極端に少い金額で実感と合いません、 
なぜこんなに被害金額が少ないのかと考えると、この鳥獣害の被害金額の対象は農作物の直接被害のうち被害報告があり、調査確認が出来た事例だけだそうです。
確かに役場に報告書書いてない。
殆どの百姓は報告していないし昔から田んぼの当然の世話と考えています。
ではどのような被害があるかといえば。
あぜに穴を開けてせっかく貯めた水が漏れてしまう。 🙁
あぜに多くの通路を作り崩れやすくしてしまう。 😥
実は、田んぼの水漏れの原因の№1はモグラなんです。 👿
ではこの厄介物のモグラ対策に、当方でどれくらいの費用がかかったかというと、驚くべき実態がみえてきます。
かかった費用の概算をしてみると。
冬に出来たモグラの穴をつぶす為の畦ふみ(3.0人)
代掻きの後の水が抜けて田植えが出来ないづ穴を埋めて水を入れ直す。(0.5人)
代掻きが終わり初期の除草剤を撒いたが水が抜けて除草剤を撒き直す。(0.2人+0.8万)
除草剤が効かなかった田は人力除草とする(3.0人)
日常の穴埋め水入れ(5.0人)
仮に一日の人件費を1.2万円(かなり見栄はっています)として計算して見ると
11.7人×1.2万円+0.8万円=14.84万円
水稲の売り上げの約8㌫がモグラの被害で消えていく。
農作物には直接被害が少なく、日常の作業に紛れ込んであまり気にかけない被害なんですが、実は現在耕作している田の最悪の獣害はモグラなんです。
もし有効なモグラの被害対策が出来れば中山間地の採算も多少は好転するように思えます。