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稲作の起源と日本語の起源

稲作の起源についてご存知でしょうか? 
日本の稲作は共通の照葉樹林帯を有する中国雲南省が起源であると
長らく考えられていましたが、近年、遺伝子解析により、
揚子江流域に黄河文明に勝るとも劣らない古代文明があったことが
明らかになり、また、その文明が稲作を伴っていた事が判明
したことで
雲南省起源説は揺らいでいるらしいです。
ところで、日本の稲作はどこから伝わってきたのでしょうか
この問題を日本語の起源から考えた人がいました。
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大野晋氏が20年前から唱えているタミール語起源説というのがあります。
タミール語は南インド・ドラビダ語族に属し、非常に古い言語です。
文法は日本語と全く同じで似ている単語もたくさんあります。
また、タミールの古代詩サンガムは日本の和歌と同じ韻律を持っていて、
1月15日の行なわれるタミールの収穫祭ポンガロは、同じ日に行なわれる
日本の小正月とよく似ているらしい。
大野氏はこれほどの類似性(一致)は偶然ではありえないとしています
(岩波新書「日本語の起源」より)。
具体的にどのような単語が似ているかというと、 
例えば、
・イネ(稲)
・コメ(米)
・ナエ(苗)
・タンボ(田んぼ)
・アゼ(あぜ)
似ているどころか同じやん
しかもこれらは稲作に関する単語
このことから、タミール語は稲作とともに紀元前5世紀以降に日本にやってきた と言います。
中国語の発音は日本語とはかなり異なっています。
それに対して、稲作に関するタミール語の単語がここまで同じなら、
南インドから伝わってきたと考えるのは至極納得がいってしまいます。
コータローでした。
読んでくれて、ありがとう 😀

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