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最高気温35℃ 猛暑日に稲刈りスタート!?

ここ数日、テレビのニュースでは、気温が40℃
を超えたり、観測記録で過去最高を更新
したりと、やたらと暑い盆明けですが、こんな中、いよいよ、今年の稲刈りがスタートしました。
VFSH0114.jpeg しかし、ここ数年、毎度のことですが、「なんでこんな暑い時期に稲刈りせにゃならんのか?」
とつぶやきながらの作業です。
 涼しい秋風が吹き渡る中、額ににじむ汗も心地良いなんていう稲刈り風景は、当地(伊勢地方)では、遠い昔のこととなってしまいました。
 さまざまの理由、要因で、当地では、この時期の稲刈りが主流になりましたが、稲の特性からすると、決して好ましいことではありません。
 それに加えて、作業する人間にとっても、最も負荷のかかる時期でもあります。

今時の稲刈りですからコンバイン(写真参照)という大型機械を使いますが、この機械のオペレータをこの暑い時期に1日やると、手作業よりも疲労します。(もちろん、手作業よりも数倍の仕事量はこなせますが。)機械作業だから楽ということは1つもありません。
 体の弱い人や体調のすぐれないときにやると、晩御飯が満足にのどを通らないこともあります。
 何せ、運転席(メーカーの説明書によるとコックピット)は、エンジン(熱源)の上にあるので、下から炙られているようなもの、そして、上からは、この時期の灼熱の太陽、加えて、午前中はほとんど無風。体感的には、高温サウナ
に近い。かと言って、早朝の涼しい時間帯には、稲に露が付いていてできないので、暑い時間帯にやらざるを得ません。
 加えて、作業中は、運転席でほとんど立ちっ放しで、頻繁に前後進の切り替えやターンをするので、その度に体が振り回されないように、力を入れています。心拍数はF1ドライバー並み
に(ちょっとオーバーかな?)上がります。ダイエットには、良いかも知れません!
 一方では、繊細さも要求される作業なので、案外、女性向きかも知れません。
 

 地域で、一番早く稲刈りを始めて、一番遅い時期までやっている当農園の稲刈りは、これから先が長いですが、稲にも、人間にも無理を強いるこの時期の稲刈りに疑問を感じながら、燃料費の値上がりも気にしながら、今年も無事に(?)スタートです。
 最後まで、読んでくれてありがとう。
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