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日照時間が少なすぎる

農業をやっていると、自然からの”恵みの雨”も大切ですが、なんと言ってもお米や野菜を育ててくれるのは”お天道様”です。
だけど最近ほとんど晴れ間がない、雨ばかりです。露地畑の耕運・播種・除草などなど、雨の合間にやるしかない状態です。
そこで、ここ奈良県大宇陀地区における日照時間を調べてみました。
(気象庁の気象データーhttp://www.data.jma.go.jp/obd/stats/etrn/view/daily_a1.php?prec_no=64&prec_ch=%93%DE%97%C7%8C%A7&block_no=0633&block_ch=%91%E5%89F%91%C9&year=2007&month=7&day=&elm=daily&view=)
7月は、15日間トータルで5.8h、0.37h/日しかありません。
平年値(1987~2000)では48.1h、32h/日ですから平年の約一割しかないわけです。0時間の日が多く、長い日で8日の1.7時間。この半月間、ほとんど太陽の日が照ってないことがよくわかります。
ちなみに6月は、トータル107.5h、3.58h/日
平年値(1987~2000)では91.7h、3.05h/日ですから、平年を上回る日照時間だったようです。
ラニーニャ現象の年は梅雨明けが早い傾向にある、と言われていますが、現状予測で来週半ばとのことですから、早くもないですよね。(昨年の梅雨明けは7月30日という異常な年でしたが。)
応援よろしくお願いします。
さらに17日の日本農業新聞によると、昨日の台風4号はラニーニャ現象の影響が大きかったようです。

 台風4号は、7月に日本に上陸した台風では観測史上最強だったほか、本州の太平洋沿岸を東に進む7月としては珍しいコースをたどった。気象庁によると、背景にはラニーニャ現象と太平洋高気圧があるという。
 4号は、暴風・強風域も広かったことに、気象庁の予報担当者は「台風が発生した日本の南方の海面水温がラニーニャ現象の影響で高かったのが一因」と指摘する。
 沖縄から本州の太平洋沿岸を進んだコースとなったのは、日本の南東海上にほぼ停滞する太平洋高気圧の影響によるもので、高気圧の周囲を時計回りに巡るコースとなった、と言う。

毎年異なる異常気象に適応すべく、気象に関心をよせている正国でした。

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