まるいちです 😀 。前投稿の続きです
。

●植物の害虫防御システム
1、害虫の捕食性天敵を呼び寄せる匂いを出す。
1)1980年代より「植物が昆虫などの植食者の食害をうけた場合、その植食者の捕食性天敵を呼び寄せる匂い成分を誘導的に生産・放出する」という現象が報告されている。また、この関係を媒介している植物由来の揮発性成分は、植食者の食害で特異的に誘導される。具体的な例では、チリカブリダニという小さな(体長0.6ミリ)捕食性のダニは、重要害虫であるハダニの有効な天敵として有名。
1983年、オランダのSabelis とvan de Baanはチリカブリダニがナミハダニ食害リママメ葉の匂いに誘引されることをY字型のオルファクトメーター(嗅覚計)を用いて示した。この論文を皮切りに、リママメ−ナミハダニ−チリカブリダニ三者系に関する化学生態学的な研究が進み、チリカブリダニはナミハダニの食害を受けた植物が特異的に放出するかおりを手がかりに餌であるナミハダニを探索していることが明らかになった。擬人的に言えば、「植物はかおりでボディーガードを雇っている」、ということになる。
このような被害植物から出るかおりに天敵が反応するという現象は天敵寄生蜂や捕食性天敵昆虫・ダニで報告されている。たとえば、コナガ幼虫は、アブラナ科作物の大害虫ですが、コナガ幼虫の食害を受けたアブラナ科野菜は、その特異的な天敵(寄生蜂)であるコナガサムライコマユバチを呼び寄せるかおりを食害応答的に生産し始める。
また、被害株の近隣にいる他の植物体は、被害株由来のかおりを受容し、前もって誘導反応を始める場合が報告されている。いわゆる「被害植物-健全植物間のかおりコミュニケーションです。
2、毒物質を出す。
1)匂い以外の植物の危機管理としては、多くの植物は毒物質で害虫などに対する危機管理を行っている。例えば、タバコはニコチンという毒物質を作っている。興味深いことにニコチン量は食害で増えると言われている。
3、物理的防御、他 1)化学物質を用いるだけでなく、トゲを持ったり、堅い構造にしたりして喰われにくくするとか、アリや天敵に住処や餌を提供してボディーガードに雇っている植物とか、他にも様々な防衛手段がある。
参考=「日本植物生理学会」-みんなのひろば- [1]
農業に期待!!!って思った人
ついでにこんなブログをやってる
私達を応援したい!って思った方は下のボタンをプチッ!とお願いします。
