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水稲農家の実態←農薬の使用金額の、なんで?

日本の稲作の農薬使用金額は世界の55%?! [1]なんで?についての返信です。
確かに、1813.5億円オドロキです
しかし、
物価の差が反映されているの?
日本で禁止されているよく効く安い禁止農薬使っているのとちがう?
統計の取り方は同じなの?
など疑問もありますが、一旦おいといて一農家としての現状をまとめてみました。
まず、水稲農家の農薬総量を出そうと調べましたが適当な資料が見当たりませんでした。そこで、日ごろ農家が参考にしている資料で、農協と農業普及所が監修した水稲栽培及び防除ごよみから見てみます、防除・除草などの時期と奨励農薬が記載されたものです。
一旦、全回数の防除・除草を行うとして、幾らの費用が必要か試算してみます。
10a(1反)当たりの概算費用です。
除草剤ーーーーーーーー除草1回・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・2500円
種子消毒ーーーーーーー線虫・いもち病・ごまはがれ病・等・・・・100円 
苗箱冠水時消毒ーーーー立ち枯れ病・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・200円 
田植え時防除消毒ーーーいもち病・ゾウムシ・等・・・・・・・・・・・・3800円
防除ーーーーーーーーーゾウムシ・オイムシ・等・・・・・・・・・・・・1500円 
消毒ーーーーーーーーーいもち病・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・2000円
消毒ーーーーーーーーーいもち病・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・2500円 
消毒ーーーーーーーーー紋枯病・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・2500円
防除消毒ーーーーーーーいもち病・カメムシ・等・・・・・・・・・・・・2000円
防除ーーーーーーーーーウンカ・カメムシ・・・・・・・・・・・・・・・・・・2900円
合計・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・20000円
1haに換算すると10倍の20万円になり、日本の稲作面積が230万haとすると、ナント4600億円 の農薬代になります。
次を読む前にポッチ宜しくお願いします。
 


農家は、農薬の使用量を減らす為にいろいろな工夫をし、田の様子を見ながら使用回数を決めていますから、これほどの金額にはなりませんが実態がよく分かりません。
そこで、当方の今年度の農薬予算を計算すると、10a(1反)当たり平均0.95万円で1ha当たり9.5万円という結果です。
(農薬使用量は、ほとんどの田が中山間部にあり平野部より多少多くなります。)
仮に、1ha当たり9.5万円が全国平均の農薬代とすると2185億円になります
1813.5億円が、かけ離れた金額でもなさそうです。 (除草剤がやけに多いのは疑問ですが
農薬は、使用後一定の日数が経てば安全になると言う事ですが、使用時点では、人体にとって危険な物質です 。ですから水稲農家自身使いたくありません 😥 。
ではなぜ、水稲農家が多くの農薬を使用するのでしょうか。
農家は、お米を販売する時には等級検査を受ける必要があります。そして1等・2等・3等・規格外の4種類に区分され販売単価が決まります。当然に単価の高い1等米 にしようとします。その為には、少量の虫食い・有色米ですら無くす必要があり、農薬を多用する一因になっています。
最近では、少量の虫食い・有色米を選別する高価な機械(色選機)も開発されていて、農協・米穀店・大規模農家では採用件数が増加しています。
色選機の営業マンのトークも農薬を減らして等級が上がりますが定番です。 8)
農家が、農薬を多く使い、高価な色選機を購入するのも、社会のお米に対する価値基準の変化にあわせ、より評価が高く販売単価が高い物にしようという現れです。
これって本当に多くの人々期待なんでしょうか
農家の情報源の多くは、農協・農薬機械メーカーです。
勘ぐれば、農薬メーカー・機械メーカー・販売代理店の農協等が作り出した、不必要な新しい需要です。
今、農家(農村)が一番知りたい事は、社会・皆の期待てどうなん というのが実状です。

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