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高校生レストラン~相可高校食物調理科の取り組み

こんにちは、長谷です。
小松さんの記事にあった
農業という教科が他の教科と決定的に違うところは、それが生産課題であるということに尽きる。要するに、それは現実の圧力そのものなのだ。だから自ずと勉強が必要になるし、勉強しなければ生産ができない。そのように、現実の圧力が働く空間では、何が必要なのかが明らかになるし、学校の勉強の意味も見失われることは無いのだと思う。
は、まったくその通りだと思います。
社会の中での生産課題、生産圧力、現実の圧力を受けてこそ、意味のある教育ができるのだと思います。
 農業そのものではありませんが、文字通り、生産課題を取り入れた教育の事例として、興味深いものがありますので紹介します。
 三重県立相可高校食物調理科の生徒達が運営する「まごの店」
というレストランがあります。
 http://jr2uat.net/mago/mago.htm [1]
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元々は、調理クラブとしてスタートしたものが、食物調理科の全員が参加するようになって、現在にいたっています。
 レストランは、町内の1集落が経営する産直所、動物園etc.が一体となったレジャー施設「五桂池ふるさと村」の中にあります。
 おばあちゃん達が中心になって出品する産直所「おばあちゃんの店」に対して、その孫の世代にあたる高校生達が、おばあちゃんの店の食材も使って運営するレストランということで「まごの店」というネーミングに。
 注目すべきは、このレストランの運営は、生徒の体験的なもの、単発のイベント的なもの、同好会的なノリのものではなく、年間通して、世間のレストランに負けないようなきっちりとした運営をしていることです。
 営業日は、土日祝日および学校の長期休暇時。
 実際、食事に行ったことがあるのですが、料理の質も、世間のレストランの平均以上、接客の質も、高校生アルバイトを使っている店よりもはるかに良い。値段も高校生がやっているからということで、安いということはない。内容相応の値段設定。
 昼時ピークは、満員で、順番待ち!

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 オープンキッチン内で、緊張感を持ちながら、テキパキと動く生徒達に、とても好感が持てます。
 また、地産地消の流れにも乗って、生徒達が主体となって、地元の特産品を使った商品開発やメニュー考案もしています。
 また、レストランの建屋は、県内の工業高校の建築科の生徒達が参加した設計コンペの当選案をもとに建てられています。
 そんな日々の活動、取り組みが評価されて、様々の賞を受賞し、料理コンクールetc.の全国大会でも好成績を収めています。
 すぐれた指導者に恵まれているということもありますが、高校の活動の中で、社会とつながった実践課題に取り組み、活気ある場を作っていることは、驚きに値します。
 

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