日本の食料自給率が低いのは、敗戦後の貧困から立ち上がり、儲からない農業を捨てて経済発展を目指してきた結果だと納得していました。しかし、先進国で低いのは日本だけ。かつ同じ敗戦国ドイツは高い。なんで?
食糧自給率(供給熱量自給率) [1]
日本 ドイツ
1970 60 68
1997 41 97
1970年、ドイツは日本より少し多い程度で大差はなかった。ところが30年近く経った1997年、日本は下がったけど、ドイツは大きく伸ばしています、なぜでしょう?
我が国の食料危機対策と食料自給率 長沼 弘樹氏によると [2]
・日本は、1970年の減反政策とその補助金、及び1999年の新農業法による競争原理の導入により、農家の作る意欲を削いで来た。
・ドイツは、1962年政府は、欧州共同体(EC)を通して、共通農業政策(CAP)を導入。このCAP は、生産増加、農家所得の維持、市場の安定化を図ると同時に、消費者に合理的な価格で食料品を供給することを目標とした。そのため域外からの輸入農産物には共通関税に加えて課徴金をかけ、EC 内の農産物は補助金によって共通の支持価格で買い上げ、域内農家を手厚く保護した。その結果農家は生産意欲をかきたてられ、農産物の生産は集約化によって急速に増加していく。などなど。
どうやらドイツ政府は、欧州共同体(EC)と一体となって農業政策に取り組んできた。一方日本政府は、アメリカの影響を受け続けて、自国の食料自給という課題さえも放棄してきたようです。
同じ敗戦国。貧困から豊かさを追求して実現してきた。それなのに、どうしてこれだけ国策に差が生まれるのでしょうか?
正国でした。