小松です。
先日の講演会でも、野菜の消費量が減少の一途にあることが指摘されていたが、少しデータを調べてみた。
農水省HP>食糧>食糧需給ステーション>食糧需給インフォメーション>食糧需給見通し>参考統計 [1]
●実質食糧消費支出の推移(対前年増減率寄与度)(単位%)
H9年度 10 11 12 13 14
生鮮食品 -0.82 -0.37 -0.26 -0.14 -0.41 -0.39
加工食品 -0.69 0.16 -0.94 -0.61 -0.10 0.64
調理食品 0.36 0.12 0.20 0.17 0.42 0.05
外 食 -0.17 -0.06 -0.27 -0.02 -0.41 0.18
食糧消費の動向を見ると、生鮮食品の減少傾向が止まらない。バブル期には好調だった外食も、今や減少傾向にある中で、調理食品=中食の消費量が伸びていることが判る。
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食料消費支出に占める外部化率(外食率に惣菜・調理食品の支出割合を加えたもの)は、明らかに増加傾向にある。
(農水省HP>なぜ?なに?食育!>我が国の食生活の現状と食育の推進について [2])
例えば、OLがお昼に弁当や惣菜を利用するのは、もはや当たり前の風景だが、家庭の主婦にとっても、スーパーの惣菜コーナーは実に有難い。
その理由として挙げられているのが、以下の通り。(複数回答)
・料理をしたり、食事の片付けをする手間が省けるから(55%)
・家庭で作ることが難しい、または面倒な料理が味わえるから(25%)
・普段の家庭の味とは違うものが味わえるから(23%)
・家庭で料理をするよりも経済的だから(22%)
・家庭の好みがまちまちで、料理をするのが大変だから(10%)
・景気低迷で家計が厳しくなり、外食の利用が減ったから(9%)
やはり、時間が無い、手間を省きたいという理由が目立つ。難しい、面倒、というのも、結局は時間が無いというところに落ち着くと思う。
職場進出やサークル活動など、女性の社会進出によって、料理をする機会や時間が、どんどん無くなっている。更に、子供たちは学校から帰ったらすぐに塾や習い事に出かけてしまうし、社会の閉塞感が強まる中で、仕事の難易度はますます高くなり、男たちは仕事=闘いに向かい始めている。
それは料理の時間が無いというよりも、むしろ食事に掛ける時間が無い、惜しい、という感覚ではないだろうか。外食の低迷もそれを現していると思う。
みんなで食卓を囲んで、わいわいと食事をすることは、確かに楽しい。しかし今や、共通の課題も話題も無い家族や遊び仲間との食事さえ、どこか空しく、本当の意味で充足できない。それだったら食事は手軽にサッサと済ませて、それよりももっと充足できる何かを誰もが求めているのだと思う。
それこそが、社会における課題や役割であり、みんな既にそこに収束し始めているのではないだろうか。